系統用蓄電池とは
発電所が発電した電力を
充電・放電することができる
バッテリー
電力を各地へ送るための送電網・配電網のことを「電力系統」と呼びます。
系統用蓄電池とは、この電力系統に接続して、発電された電力を充電・放電することができる蓄電池のことです。
これにより、需要を上回り余った電力を蓄電池内に充電し、逆に需要に対し電力が不足している時は
送配電網を通して必要とされるところへ電力を供給することができるので、需要と供給のバランスを調整することが出来ます。
近年では、この系統用蓄電池の導入が急速に拡大しており、
今後国内の電力需給バランスの安定化や、再生可能エネルギーの有効活用に向けて、重要な役割を担うことが期待されています。
系統用蓄電池の仕組み
需要を超えた電力は蓄電池内に充電し、必要に備えて充電しておくことが出来ます。
なぜ系統用蓄電池が必要なのか?
電力の「同時同量」を守るために、
バランスを調整する役割があります
電気の特性上、需要と供給のバランスが崩れると、電圧や電気の周波数が乱れ、予測不能な停電が発生するリスクがあります。
そのため、2つのバランスは常に「同時同量」でなければなりません。
しかし、近年の再生可能エネルギーの普及により、時間帯や気候によって発電量が変動するため、正確な発電量のコントロールを行うことは難しくなっています。
系統用蓄電池を導入すれば、電力の充放電を状況によって柔軟に行えるので、地域の電力バランス安定に貢献することが出来ます。
JBox™の特徴
幅広い土地に設置できるよう
設計された高性能系統用蓄電池
コミューンエナジーが取り扱う系統用蓄電池「JBox™」は、弊社のパートナー企業である、フランスのエネルギー企業「NW Group」によって製造された製品です。
コンパクトかつシンプルな構造で、様々なサイズや地形の土地に柔軟に対応できる設計となっています。NWについて
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01テニスコート半分ほどの面積で設置が可能
JBox™の定格容量は3,344kWhで、小型コンテナ設備2つのシンプルな設計です。
2つのコンテナを合わせても、約150㎡=テニスコート半分ほどの面積があれば十分設置が可能となります。-
JBox™のみを設置
JBox™のみを設置するパターンです。限られた面積の土地にも設置できます。 -
JBox™にEV充電器を併設
JBox™とEV充電器を併設し、駐車場の施工を行うパターンです。 -
既存の駐車場の敷地を利用
既存の駐車場の空きスペースにJBox™とEV充電器を設置します。
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02大がかりな設置工事は必要なし
JBox™の設置には大規模な工事は必要ありません。
敷地内を整地して、クレーン車を用いて蓄電池を設置した後、蓄電池を送電網につなげば完了です。
※設置には工事車両が進入できる経路が必要となります。-
敷地内を整地
JBox™の設置に先立ち、敷地内の草刈りや整地を行います。 -
JBox™を設置
クレーン車などの工事車両を用いて、輸送車から蓄電池を吊り上げ、設置します。 -
系統連系
送電網からの電力を蓄電池へ蓄放電できるようにするため、近くの高圧電線へ接続(系統連系)します。
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